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バイクでサーキット走行。
公道では味わえないスピード感。
抜きつ抜かれつする興奮。
楽しまれている方多いですね。
しかし、雨が降り出すと恐怖しかない!
という方も多いのでは?
雨に負けないウェット走行術を紹介します。
著者はこんな人
学生時代に
・島田紳助さんの「風よ鈴鹿へ」
・週刊少年マガジン しげの秀一さん「バリバリ伝説」
で「バイクでレースやりたい!」と夢見る。
高校卒業後にバイクレースを始める。
「遅すぎて危険」とまで言われた初心者時代。
練習を重ね地方選手権、エリア選手権で上位を走行できるようになる。
最終的に「国際ライセンス」を取得。
いったんバイクのレースから離れた後、
40代で再びミニバイクレースを楽しむように。
雨の走行は誰でも怖い!
サーキット走行に限らず
雨でバイクに乗るのは非常に怖い。
雨によるウェット状態だと
タイヤが滑りやすくなります。
車の場合も同じですが
バイクと車で大きく異なるのは
バイクの場合、タイヤが滑ると転倒につながる事。
転倒すると、
✔ 怪我に直結
✔ バイクの破損
というリスクが。
転倒しない場合にも
バイクや装備品が雨で濡れたり汚れたり。
という事でサーキット走行も
「雨なら走らない」
という人がとても多いです。
避けて通れないのが
レース当日が雨というシチュエーション。
「雨なんて走ったことないよ」
ってなってしまいます。
私もレース活動していた若者時代。
まさにこんな感じでした。
練習を重ねて
「よし!予選通過できそうだぞ!」
と自信がついてレースにエントリー。
(注記)当時は各クラス予選通過枠が30台程度。
そこに各クラス300名程のエントリーがありました。
もちろん、エントリーする人は自信がある人ばかり。
エントリー料金18,000円払って
予選の7分だけで終わるというのが当たり前の激選でした。
しかし、当日は雨!
ほとんど経験がない雨の中、ウェット走行。
「守りの走りじゃ予選通過できない!」
と思い切り攻めた走り。
結果は7分の予選時間で3回転倒で予選落ちでした。
ウェット走行に欠かせないレインタイヤ
ウェット走行で欠かせないのはレインタイヤ。
バイクでも車でも同じですが、
タイヤの性能以上の走りは絶対できません。
路面との接点はタイヤだけだからです。
初心者向けに行われる事が増えている
参加型イベントに参加される方。
レインタイヤを持っていない方が非常に多いです。
安全を直結しますのでレインタイヤはぜひ準備しましょう。
レインタイヤを嵌めておくホイールもあるのが理想。
ネットオークションが狙い目ですね。
雨に負けない、ウェット走行術
雨に負けないウェット走行術。
はっきり言って一番大事なのは
ウェット走行の経験値です。
7分の予選で3回転倒の失敗をした私は
「ウェット走行の練習しなきゃ!」
と雨の日を選んで練習に行きました。
雨のサーキットなんてはっきり言って誰もいません(笑)。
ゆっくり走っても誰にも迷惑かけないし
タイヤもしっかりあたためられます。
ドライ路面である程度慣れた人なら
1日の練習で見違えるほど走れるようになります。
必ずです!
この1日の練習で得たウェット走行の自信は
他のライバルに対して
絶対的なアドバンテージになりますよ!
私はこの1日練習の経験の成果で
マシントラブルで高回転が回らなかった予選でも
150台中で2位の予選結果を得た事が。
雨が大得意になりました(^^♪
短時間で速く走れるようになる方法
1日のウェット走行練習で雨に対する自信がつきました。
しかし大事なのは
「レースでは競争相手がいる。
より短時間で速いペースにする必要がある。」
という事です。
ではどうするか。
スプリントレースの予選、決勝について考えます。
最近ではタイヤウォーマーが安価で手に入るようになりました。
タイヤウォーマーとはその名の通り、
タイヤをあたためてくれる超便利アイテム。
「安全を買う」と思って購入をおすすめします。
タイヤウォーマーを使えば走行開始後、
かなり早い段階でタイヤはグリップ力を発揮してくれます。
(注意)
最初から最大グリップを発揮しているわけではありません。
走行する事によって路面との摩擦で適正温度になります。
ミニバイクサーキットであれば
1周目 抑えたペースで走行
2周目 ちょっとペースを上げて探りながら
3周目 一生懸命走る
というイメージ。
※「ゆっくり走る」とは違いますよ
「無理ひざ」でバンク角を知る
いかに早くペースをつかむか。
その方法は「ひざを早い段階で擦る」です。
雨で濡れたウェット路面でもレインタイヤなら
ひざを擦って走れます。
それをいかに早い段階で擦るか。
私がやっていたのは「無理ひざ」です。
言葉通り、無理やりひざを擦る事。
イン側の膝を思い切り突き出して路面に擦り付けます。
これによって
「ここまで倒しても大丈夫」
という安心感が得られるんです。
これを各コーナーで繰り返します。
もちろん少しずつペースを上げて。
だんだん「無理ひざ」ではなく
自然に膝を擦れるようなバンク角になっていきます。
すべての動作をスムーズに
これはドライ路面でも言える事。
「すべての動作をスムーズに」
行う事です。
言葉通りに受け取ると
「ゆっくりやればいいんだね」
になっちゃうけど、違います。
正確には
「スムーズにする」+「短時間でする」
なんです。
ブレーキをかける動作も
いきなりガツンと握るのではなく
「じわっ」と「短時間で」強くかけた状態に移行します。
ドライ路面ではグリップの高さで許された雑な操作も
ウェット路面では許容されません。
逆に言えばウェット路面での流れるような操作をマスターすると
ドライ路面にも生きてきます。
雨のマシンセッティング
とつぜんの雨には対応できませんが、雨だとわかっていればできる事もあります。
それはマシンセッティング。
私のおすすめとその理由です。
✔ インジェクションやキャブレーターは薄め
↑ 湿度が高くなるので
✔ スプロケットはちょっとショートに
↑ 使用する回転数が低めになるので
✔ サスペンションは柔らかめ
↑ 加減速がゆっくりになるので
✔ 車高調整は低め
↑ 乗車位置を低くして膝をすりやすくする
✔ 前後のバランスは後ろ下がり
↑ ブレーキで前走車をパスするのが楽になる
とくに最後の「後ろ下がり」というのは
雨が得意になってパスするシーンが多くなるほど使えるセッティングです。
ひとそれぞれに好みがあります。
自分好みを見つけてください♪
お手本?走行動画
ウェット走行の車載動画を紹介します。
近畿スポーツランド M-GP(最高峰クラス)の予選。
ペースを抑えて走行開始していますので
パスされていきますが、だんだんペースアップ。
最終的に予選順位は3位でした。
まとめ
ウェット走行も準備と経験があれば
安全に楽しく走れるようになります。
一度「雨練習」される事をおすすめします。
ほかにもいろいろ書いてます
↓ 下記からご覧ください
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